週末シェフ・番外編

 前回までのあらすじ:たじんこは、ふきの下ごしらえが思っていたより大変で、というよりふきの量が多すぎたな、と気づきつつも、どうすることも出来ず、仕舞いには皮をむくのは母に手伝ってもらったのであった。

 本筋:ふきは、下ごしらえしたあと、かぶる程度の水につけておくと冷蔵庫で2・3日保存できます、ということで、使い切れなかった分をでっかいボウルに入れて冷蔵庫に入れておいたのであった。が、これがまた、見るたびにとても邪魔くさいので、何とかしなければ、と思った。
 月曜日は、料理をしなくても良い日なのであったが、ふきを何とかするべく、夕飯が終わり皿洗いが済んだ後にふきとの闘いに挑んだのであった。
 まず、大量のふきの半分をボウルから取り出し、ザクザクと3センチくらいの長さに切った。フライパンにバターを溶かし、バター炒めにするのだ。ふきというと思いつくのは和風の煮物が多いが、ここはあえてチャレンジだ!そして、炒めている間に、冷蔵庫に残っていた明太子を取り出し、身をほぐす。そして、ボウルに入れて、白ワインで少しゆるめる。そこへ、炒め終わったふきをドーン!と投入してよく混ぜる。ふきの明太子和え・洋風。塩コショウをしたが、まだ塩気が足りない気がする。ふきが茹でて水っぽいせいだろうか。食べるとき、醤油を少し垂らすことにしよう。
 残り半分は、濃い目の煮付けに。おもむろにフライパンを洗ってから、だし汁に醤油(多目)、みりん、砂糖、酒を実に適当に入れて、ふきを放り込んでひたすら煮る。煮汁がなくなるほどに煮ていくと、醤油色のふきがフライパンに並んでいる。試しに味見してみると、ご飯のお供に良さそうだ。タッパーに入れてアラ熱をとってから冷蔵庫に保管だ。

 というわけで、ふきを何とか食べきろうと努力中。