だぶるおー

 ダブルオーとか、MI6などという言葉を知って、バンコラン少佐を思い浮かべるアナタは、パタリロっていう漫画が大好きですね?私もです。
 が、今日はジェームス・ボンドの方。
 大昔、007をちらっと洋画劇場だかで観たくらいで、ボンドに詳しくもなんともないのですけどね。

 ちょうどこれを知人に貸してもらえたので、観たんですよ。どうやら前作からの続きらしくて、話の流れが
「ん?んんん???」
って思うこともチョコチョコとあるものの、
「前作で、そういうことがあったんだなー。」
って想像で補って、なんとか付いていった。ていうか、話の展開スピードが速くて、何がなんだか・・・。
 ただ、その後で、人の感想というかレビューを読んでいて初めて知ったんですけどね。
 ほら、ジェームス・ボンドといえば、ボンドガールが付き物ですよね。ただ、この作品ではボンドガールとボンドがデキちゃってるわけではないんです。惹かれあってる部分はあるような雰囲気だけど、実際にベッドシーンがあるわけではない。が、その代わりと言ったらナンですが、もう一人女性が出てきまして、ボンドはこの女性にちょっかいを出します。それはいいんですがね。ボンドがその女性を口説く(?)のに、ボンドが宿泊する予定だった安ホテルをキャンセルして、高級ホテルに泊まるとゴネるんです。で、そのホテルに到着して、部屋を見てまわるボンド。その時に、役目上、部屋まで一緒に来た女性に
「便箋を探してくれ。」
って言うんです。手紙でも書くのか?って思ったアナタは、私と同類。どうやら、これがボンドの口説きで、確かにそのセリフを聞いた女性はニヤリとするんです。でも、私はそのニヤリの意味が分からなかった。
「ホテルの部屋の便箋って言ったら、どっかのテーブルの引き出しにあるんじゃないの?それか、フロントに頼めば、持ってきてくれるでしょ。で、誰に手紙を書くのだ?」
って思ってた。で、その後に画面が変わって、どうやらボンドとその女性がムニャムニャ・・・な仲になっちゃった直後のシーンが出てきて、それでも私は、
「まぁ、それはそれで良いとして(?)、便箋はどうしたんだ。便箋は。」
って腑に落ちなかった・・・。
 便箋でも聖書でも良いんだけど、ステキなホテルのステキな部屋で、ジェームス・ボンドが何か探してくれって言ったら、
「あらっ、このヒトったらアタシのことを口説いてるのね。」
って気づかないとダメなんですね。本気で便箋用意してたら、何か終わってしまうのね。
 しかも、映画の最中には気づかずに、他人のレビューで始めて分かるなんて・・・。私って、私って・・・。
 でもさ、私だけじゃないと思うのね。密かに仲間がいるんじゃないかと思うんですけど。どうでしょう。