花梨

 ついに、花梨は今日から心臓の薬を飲むことになりました。
 今朝3時前、花梨の咳で目が覚めました。一度咳き込むと、かなりの時間止まらないようで、花梨自身が苦しそう。
 実は昨夜、私がお風呂に入っているときも咳込んでいました。たぶん、母が布団に入って寝てしまっていたので、私のところまでズルズルと来たのでしょう。花梨を抱きしめて、ずっと撫でてました。裸で寒かったけど、服を着る間も無かった。
 本当は暑さ本番を迎える7月から・・・と思っていたけど、もう待ってられない。今日、獣医さんに行って、薬を貰ってきました。
 花梨の心臓の音は、まだそれほど酷い状態ではないので、一番軽い薬を一番少ない量で様子を見ることになりました。なんだか薬が増えちゃって・・・。今、肝臓の薬2種にビタミン剤、そして今回の心臓の薬。なおかつ、今月からは月に1度フィラリアの薬。
 薬を飲んでも、病気が良くなるものではなくて、進行を遅らせるとか、症状を出にくくするだけ。だから、これからも飼い主としては気が抜けない日々が続きます。
 私は花梨がすごく可愛い。体の一部というか、生活の一部になっていて、とてもかけがえのない存在です。いつか別れがやってくるのは分かっていても、それがなるべく先であればいい、と思っています。なおかつ、最後の時に、なるべく花梨には苦しまないで欲しい。そのために、私は一体何をしてやれるのか、咳き込む花梨を抱いて撫でてやりながら、どうして花梨が苦しい思いをしなくてはいけないんだろうか、花梨を子犬のときから育てるにあたって何を間違ってしまったのか、いつも堂々巡りになるのです。