エアコン

 去年だったか、長兄が茶の間につけてくれたエアコン。今年は花梨の心臓に負担をかけないよう、くれぐれもエアコンをけちらず点けるように、と念押ししたため、大活躍です。といっても、設定温度27度で、風量弱。そんな大盤振る舞いはしてません。もっと低い温度の方がいいのか?デンコちゃんは28度って言ってたか?でも28度って温度はビミョウに暑くないか?
 それはともかく、今日は会社から帰ると茶の間のエアコンが稼動しておりました。んが、茶の間に入ったら余計に暑い!暑いよ!我慢大会かよ!
 母が、
「なんか今日のエアコン変なの。暑いような気がするんだけど。」
と、のたもうた。気のせいじゃなくて、アホみたいに暑いよ。熱風が吹いてくるよ。エアコンのリモコンを見たら、案の定『暖房』になってました。
「ここ、この表示がちょっと小さいけど良く見て。右側に、冷房とか暖房とか書いてあるでしょ、この横に表示されてるマークが、冷房のところに来てないとダメなの。ここ、運転切り替えってボタンがあるでしょ。わざとじゃないんだろうけど、ここを押すと、この表示が動いちゃうの。今、この部屋は暖房かかってる。この運転切り替えを押して、表示マークを冷房ってところまで移動させると、ほら涼しい風が出てくるでしょ。」
「あ・・・。本当だ。」
 冷房入れたはずなのにどんどん暑くなるから、扇風機も回したって言うんですけどね。暖かい空気を扇風機で回して、余計に汗出るじゃないですか。
 機械に弱いこともあるけど、我が家ではエアコンっていうのは冷房専用のため、エアコンで暖房できるっていう発想が母にはあまり無いんですね。だから、どんどん暑くなる茶の間で、変だなーって思いつつも暖房に気づかないわけです。
 そういえば、最初はエアコンがあまり好きじゃなかった花梨ですが、ここのところ慣れたのか、快適なことに気づいたのか、ちゃんとエアコンがついてる部屋で寝るようになりました。めでたし。