花梨

 今日、またもや花梨を獣医さんに連れて行きました。
 利尿剤が効いてるかどうかの確認のためです。
 花梨はたしかにシッコの回数が増えたし、その分水もよく飲むようになりました。咳もかなり治まったのですが、しかし劇的にピッタリ止まったわけじゃない。特に薬を飲み始めて最初の3日間くらいは、まだかなり咳をしていました。
 ・・・というようなことをセンセイに申したところ、センセイはウームと考え込みました。そもそも、今日診察台に花梨を載せたときに体重を計るのですが、先週と比べて700グラムほど減っていたのです。私の700グラムだったら誤差の範囲ですが、花梨は今10キロを切っているので、この減り方はちょっと問題。たしかに食欲も落ちているけれど・・・。センセイが気にしているのは、もしかすると腎臓も悪くなっているかもしれないということと、咳がすぐにやまなかったところから、肺に腫瘍が転移しているかもしれない、ということでした。
 花梨は、乳腺腫瘍も持っています。色々な事情から、麻酔を使って手術することはしたくなくて、経過観察してきました。その腫瘍が、もしかすると肺に転移することがある、という可能性は、前から指摘されていました。
 腎臓は、もしかすると・・・と思っていました。人間と同じで、犬も歳を取ると色々とガタが出てくるものです。ちょうど咳が酷くなった頃から、花梨の水を飲む量が激減し、トイレの回数も減ったように感じていたのです。泌尿器系に問題があるのかもしれない・・・と素人判断で勝手に考えていたのですが、何より咳がすごくて、そちらに気を取られていました。
 木曜日は、今のところ、私は調整休(会社では仕事が無いあまり、またもや調整休を交代で取っています)が木曜日になりそうなので、木曜日の朝一番から血液検査とレントゲンを撮ってもらうことにしました。もし、木曜日が調整休じゃなくなったら、他の日に有給休暇取ってでも行く。今週末は、センセイの都合が悪いんですって。それに、血液検査をするには、花梨は食事を抜かねばならないので。元々、どちらかといえば食が細い子だから、その点はあんまり問題ないけど。
 問題は、腎臓が本当に悪い場合。かなり治療が難しい。心臓病と腎臓病の治療は、センセイ曰く正反対なんだそうです。つまり、心臓の治療をすると腎臓に負担がかかり、腎臓の治療を優先すると心臓に負担がかかる。その都度、どちらを優先するかという選択を迫られる(私じゃなくてセンセイが)。
 なおかつ、肺に腫瘍の転移があるとすると、これはもう、打つ手無し・・・。
 さらに(まだあるのかよ)、今日は心音が静か(っていうのも変な表現だけど)なのも気になる、とも言われました。普通、動物病院に来たらドキドキと心音も激しいものなんだけど、今日の花梨の心音はユックリなんですって。
 最終的には次に行ったときの検査結果を見ないと、ハッキリしたことが分からないんですが、まったく色々と、本当に色々と花梨の身に起こっているようで・・・。
「長生きするのもラクじゃねぇなぁ、花梨。」
って、思わず花梨に同情です。花梨、頑張れよー。私も頑張るからなー。