分からないことがあったら

 本を読んでいるとき、テレビを観ていたとき、何か分からない事柄にぶつかったらどうする?
 最近では、『ググれカス』って言うみたいですね。カスっていうのは酷い言い草だと思いますけど、たしかに今は、何かを調べようって思ったときにネットというのはものすごく強い味方ですね。かくいう私も、仕事にしろプライベートにしろ、あれ?と思ったらとりあえずネットでググる。ネットで検索して出てきたことが全て正しいとは限らないけれど、最初にHITした事だけじゃなくて、色々と見比べることで、大まかに『こういうことかぁ。』って理解できますね。
 カスとは酷いと書いたものの、こういう風に言いたくなる気持ちも分かる。何でもかんでも、自分で調べようとせずに、聞いて済ませる人って居ますからね。私も「なんで自分で調べないのよ。何でもかんでも分かってるわけじゃないんだからね。」とムッとすること、あります。ただ、そういう人っていうのはさ、疑問に思ったことを人にぶつけることが習慣になっちゃってるんですよね、たぶん。必ずしも答えが貰えなくても良いのかもしれない。私も分からないことは、分からない・何なんだろうね、と答えて終わりにしてしまいます。
 インターネットのおかげで、何かを調べるということは飛躍的に早く楽になったけれど、自分で調べようとするかどうかは、その人次第。失敗しても間違えても、自分で調べて自分なりに掴まないとダメっていうこと。
 池上彰さんがニュースを分かりやすく解説して人気だけれど、案外、解説聞いてる間は分かったような気がしても、後から何だっけ?と思う人多いんじゃないでしょうか。私もそうだし。勉強って、何回も繰り返さないと頭に入らない。(1回で覚えちゃう人もいるだろうけど。)池上さん、自分の言葉で分かりやすく説明できるように、かなり勉強しているはず。自分で消化してこそ、他人にも分かりやすく説明できるんだよね。
 『ググれカス』、この言葉を知ってから、自分を戒めてます。もしかしたら私も、「何これ?」「どういうこと?」って意識しないまま、他人に疑問をぶつけてるだけかもしれないから。