じしんだ

 あれは何年前のことだったか。新潟で大きな地震があったとき、私の住んでいる地域もかなり揺れました。揺れの大きさもさることながら、時間も長くて・・・。
 そして今日はそれ以上の揺れでしたね。
 本来なら会社にいるはずの時間。でも今日は調整休で自宅待機だったのです。そして、暢気に花梨(犬)にくっついて昼寝してました。最初はグラグラっと揺れてるなぁ・・・と思いつつも寝たままだったのですが、揺れが徐々に大きくなり、棚から物が落ち。
 私はあんまり整理整頓が得意じゃないので、棚にも物が突っ込んであるだけ。だから余計に落ちやすいんだけど。しかし、あちこちでガタガタと物が落ちていくので、このまま地震が強く長く続いたら、生命の危機もありうるな、花梨を連れて今のうちに庭に出るべきか?などと考えていました。
 花梨は途中までフガフガ寝ていたのですが、さすがに起きて、最初の強い揺れがおさまったところで母のところへ行きました。何だよう、言っとくけど、お前を抱っこして逃げるのは私だからな。母ちゃんはお前を抱っこする力がもうないぞ(年寄りなので)。
 対して物は落ちてないと思ったけど、ピアス入れてたケースが落ちたらピアスがドバーって。そんなに広がって落ちたわけじゃないけど、花梨が踏んだら大変と思って拾ってたら、また余震(しかも大きめ)が来て、慌ててまたケース落として余計に仕事増やしてみたり。タンスの上に並べておいた本がドミノ倒しのようになって落ちてたり(押さえが弱いみたいで)。
 けど、ガラスが割れたり、家の壁にひびが入るなどの深刻なダメージは受けてないです。
 片づけが終わったあと、会社大丈夫かな?とチラっと思ったものの、まぁ我が家が大丈夫なくらいだからなぁ、と。地震からしばらくたったら、次兄が急に訪ねてきて、
「電話が全然つながらないから、直接来た。」
と言ってました。本当は私がいないはずだから、母のことを心配してたんだと思う。次兄は、免許の書き換えのために前橋に行ってたそうで、用事を済ませてとあるショッピングセンターに寄ろうと思ったところ、急に車がグラグラ揺れて、最初はパンクしたと思ったそう。それが、自分が止まったあとも周りの景色がグワングワン揺れていて、地震と気付いたんだそうです。こちらに向かう途中でも、ちらほら停電しているところを見受けたとか。
 その後、長兄からも電話。長兄の勤務先では、壁にひびが入ったそうです。ざっと我が家を見ても、そこまでの被害はないみたいだけど、明日、もう一度良く見て回ろう。
 会社からも電話があって、この日記にたまーに出てくるN課長からでした。とりあえず安否確認。実は、次兄が訪ねてきたあとに試しに会社に電話してみたら、つながらなくて。会社でも電話が中々通じず、定時間近になってなんとか・・・と言ってました。正面玄関のところ、ちょうど全面ガラスのところがあるんですが、そこが割れたりしたけれど、私が心配していた倉庫の方は大丈夫だったようです。ま、細かいところまでは分からないみたいだけど、棚の部品がドッカドッカ落ちてたということはなさそう。
 沿岸部、特に震源が近い東北では、既にかなりの被害がでている様子。正直言って、まだ何がなんだかまとまらない状態なのでは・・・と思います。とにかく一人でも多くの人が助かって欲しい。
 それにしても、自然災害の前では人間は無力ですね。パタリロみたいに、地震を止めることが出来るならいいのに。