帰ってきた花梨

 はい、本日、無事に退院!お疲れ様、花梨。
 先生からの説明が改めてありました。貧血が、またひどい状態になってしまいました。ああ、頑張って週に2回通い詰めて、ご飯もとにかく食べさせることを優先して頑張っていたのにね(泣)。
 そして、今回の手術の際に撮影したレントゲンで改めて分かったことなんですが、肝臓が通常の2倍の大きさに肥大していました。前々回(前回は、前々回の入院から立て続けだったので、改めてレントゲンは撮影してない)のときのレントゲン写真では、大量の出血を飲み込んでいたためか、胃も相当ガスが溜まってしまっていて、その影が大きく写っていました。なので、肝臓がはっきりと映らず、肥大していることが分からなかったそうです。今回の入院時の検査でも肝臓の数値はとても悪いとのことでした。先生の所見では、もしかすると肝臓癌ではないかと。
 癌といっても、良性の場合と悪性の場合があり、先生が診ている限りの経過では良性かな?と。ただ、良性にしろ悪性にしろ、癌なのでこれからも少しずつ肝臓は肥大していき、他の臓器を圧迫していくことでしょう。最近、花梨がちょっと便秘気味になることが多いのが気になってましたが、もしかすると肝臓に圧迫されて腸の働きが悪くなっているのかも。
 ただ、花梨自身はグッタリすることもなく、そういう検査の数値や所見が信じられないほど元気です。なので、先生も、
「薬に関しては、肝臓と心臓の薬を今まで通りの量飲ませることで良いと思います。貧血が酷いから、食事制限とかは考えず、食べたがったら食べさせて良いですよ。」
と仰いました。入院中もそうだったみたいですが、花梨は食事に関しては本当に気難しくて、お腹すいていても気に入らないエサは食べてくれないんですよね。誰だ、誰がこんな風に育てたんだ(私と母です)。
 とにかく、花梨が戻ってきてくれて、大変に嬉しい。今まで御通夜が続いていたような雰囲気だったのが、パアッと明るくなりました。
 花梨も家に戻れて嬉しいようで、家の中をウロウロしながらも、私の顔をいつになく見つめてみたり、母にくっついてみたりしています。