熱中症

 私が子供のとき(30年くらい前?)は、夏になると日射病に気をつけなさい!というのは良く言われたけど、熱中症なんて言葉、聴いたことなかったと思うんですよね。今は、日射病よりも熱中症のほうがクローズアップされてるような気がする。たしかに気温も毎日アホみたいに高いし、そして体の方はエアコンに慣らされたのか汗が中々出てこないような状況。体に熱が篭ってしまいますね。
 さて、毎日通院している花梨。久しく残業なんてしてない(それだけ会社がヒマということもある)ですが、しかし毎日キッカリ5時であがれるとは限らない。時々・・・ではあるけれど、仕事を優先したいときもあるし、会社の帰りに寄り道したいときもあるし。正直言って、毎日の通院はキツイと思うこともある。しかし花梨のためならエンヤコラ。
 で、母がバギーを買ったのですよ。朝早いうちなら自分で歩いて連れて行く、と言って。朝つっても9時なんて外は相当暑いぜよ・・・と思ったんですが、母は張り切ってたわけですよ。そのくせ、私が「保冷剤を入れたほうがいいんじゃない?」と言うと、お前は口ばっかり出して煩いとか言うんですよ。口ばっかりとは何だよ、お金だって給料やボーナスから(私としては)大目に渡してるし、毎日花梨に薬飲ませたり通院の往復してるじゃねぇか。
 そして昨日、母がバギーを押して通院したのですが、どうもその後花梨がグッタリしてしまったようで、私が帰宅してからすぐにまた獣医さんに連れて行ったのです。
 夏、乳母車で連れ出された赤ん坊が、アスファルトからの照り返しの熱で熱中症になるがごとく、花梨も軽い熱中症になってしまったらしいのです。点滴と座薬入れてもらったら、わりとすぐに元気になって、食欲も少し戻りました。あとね、バギーが暑かったのもあるんだけど、バギーに乗っている間、立って踏ん張っているのも犬にとってはかなり負担かかるそうなんです。でも、揺れるから踏ん張らざるを得ない。若い犬ならともかく、後期高齢者の花梨にとってはすごく大変なこと。
 大枚はたいて買ったバギーですけど、この先、出番はないかもね・・・。でも、とにかく大事にならなくて良かったです。花梨にはツライ想いをさせてしまって可哀想でした。
 そして、例によって結局親子喧嘩ですけどね。バギーの件よりも、帰ってからのエアコンの温度のことで。人間に合わせると、設定温度が28度とか27度とか、そんなくらいで稼動してたんですが、獣医の先生によると犬猫にとってはその設定温度はちょっと高めだというのです。かなりヒエヒエになるくらいが犬猫にとっては適温だそうで。ま、毛皮着てますからね〜。なので、ちょっと低めの温度にしたら、母が「寒い!ちょっとこんな寒くして、電気代だってどうなると思ってるの!」「電気代とか人間が寒いとかは問題じゃないっ(いや問題だけども)。今優先すべきなのは花梨の体調でしょ!しかも今日熱中症だって言われたのに、少し冷やさなくちゃダメじゃないか!」てな感じで。寒いなら布団かぶって寝てろ!花梨は毛皮脱げないんじゃ!!そもそも、私の忠告(保冷剤入れてけ)を無視するから花梨が熱中症になったんじゃないかよ。
 そんなわけで、綱渡りの日々が続いております。