花梨ありがとう

 昨夜11時10分ごろ、花梨が息を引き取りました。
 頑張った、花梨は頑張りました。夜、今までに無く苦しそうな息で、もしかしたら今夜が峠っていうやつなんだろうかと思いつつ、添い寝しました。時々苦しいのか痛いのか、鼻をヒィーと鳴らしていました。声をかけて体をさすってやっていたのですが、合間に私もふと眠ってしまったようで。
 ふと何かの気配を感じで目を覚ましたら、花梨の呼吸のリズムが不規則になっていて、声をかけたり撫でたりしたのです。また気持ち悪くて吐きたいのかもしれない、寝たままでは吐けないから、と首の下に手を差し入れて起こそうとしていたら、花梨の呼吸が止まりました。慌てて隣の部屋の母を呼びました。母が声をかけている間に、花梨の胸に耳を当てましたが、心臓の音が聞こえませんでした。
 ついに逝ってしまった。あっという間でした。坂を転がるようにというよりは、崖から落ちるような急変でした。
 長いようで短い15年でした。花梨と一緒に過ごせて、花梨を飼うことが出来て、私と母は幸せでした。
 ありがとう花梨。そして、コメントで励ましてくださった方々も、ありがとうございました。