元気です

 花梨のためならエンヤコラとか言ってたせいか、花梨が亡くなったら悲嘆にくれてゲッソリしてるんじゃないかと思う人もいらっしゃるようですが、なんと私は元気です。立ち直り早いわ〜。
 もちろん、花梨がいないことは寂しくてたまらないし、15年も一緒に暮らしていたんだから居なくなったらなんか調子狂うのは事実なんです。花梨のことを思わない時間はないほどに、ずっと花梨のことを考えています。
 いつまでもメソメソ出来ないのは、もともとの性分なのかもしれません。逆に、弱っていく花梨を日々見ているほうが辛かった。想像していたより早く花梨が逝ってしまったのは、そういう私の弱さを見たからなんでしょうかね。
 動物病院の先生に、末期の症状だと言われてから、心残りが少ないように、今までの感謝の気持ちを花梨に伝えなければ、と思っていました。でも、花梨が逝くことを信じたくない気持ちもあるし、今まで本当にありがとうって言った途端に涙が止まらなくて次の言葉が言えなくて、花梨の枕元に突っ伏して泣きまくりました。何も悪いことしてないのに、どうして花梨が苦しい思いをしなくてはならないのか。その気持ちは今でも変わってません。考えようによっては、本当に苦しんだ期間は短かったのかもしれませんが・・・。でも、今にして思えば、あのときもこのときも肝臓が少しずつ癌に蝕まれていたんだという事実。飼い主としてもっとすべきことが、出来ることがあったように思えてなりません。時すでに遅し。
 どちらかというと、24時間ずっとベッタリだった母のほうが落ち込みが激しいです。あ、でも母も寂しい寂しい言いながらも元気ですけどね。
 今日は、動物病院の先生にお世話になったご挨拶をしてきました。忙しい診察の合間だったんですが、なにせ最初の出会いからして夜中に電話して難しい手術をさせられる、ということだったですからね。そして、それが3回もあるし、しまいには毎日点滴と注射、最期の1週間は昼間も預かって・・・。中々濃密ですね。大変にお世話になりましたが、最期にいい先生にめぐり合えてよかったと思ってます。夜中に診てくれる先生って、中々いないですからね。
 あー・・・でもやっぱり寂しいなぁー・・・。