はくびしん

 てっきり日記に書いていると思ったらまだのようだったので今更ですが。
 先日、我が家の天井裏にハクビシンがいました。びっくり!
 以前から我が家の屋根裏には鳥が入り込んだりネズミらしき足音がしたりで、動物たちの入れるような隙間が開いてるんだろうなと思っていたのです。思ってるなら塞げよ、って話ですけど、屋根裏もぐって作業するの大変なんだもん。
 が、ここ最近、ネコくらいの重量感のある足音が聞こえるのでどうやら近所の野良猫が入り込んでいるみたいだ、と思っていました。そして、時々ドタドタ暴れているのでうるさい奴だな、と。
 しばらく静かになったのですが、またドタドタ音がするので天井裏に顔だけ突っ込んで懐中電灯で照らしたところ、いきなり目があった動物が。でも、その顔が猫みたいだけど猫じゃない。猫よりもう少し顔がとがっていて、鼻筋が白い・・・。
『は、は、は、はくびしん・・・!』
 いやはー、びっくりしてしばらくの間見つめあってしまいました。
 びっくりしたんだけど、ハクビシンが屋根裏に入り込むことはそう珍しいことじゃないようです。ただ、かなり問題があるので、かつて保護されていたハクビシン、今では害獣指定されているようです。主な問題は糞尿問題とノミやダニなどの問題、そして騒音。畑を荒らす。
 糞尿については、匂いの被害もありますし、さらにすごいと天井が落ちてしまうほどだとか。ハクビシンは同じ場所に繰り返し糞尿をする「ためふん」という習慣があるそうなのです。腐っちゃうんでしょうね、木が。昔、雨漏りしたときのシミを隠すためにクロスを貼ってあるので、シミはねぇ、全部はがさないと分からないんだけど、今のところ匂いは・・・天井裏に顔突っ込んでも分からないくらいなので、居住空間ではなおさら分からないです。
 まぁネットで調べているうちに「こりゃ大変かも。」と思って、駆除の業者を頼もうかと思ったんですが、どうもお金がかかる話に母が難色示しまして。でも自分で屋根裏入るのは絶対にイヤ。昔入って凝りたし。それに徹底的に薬剤撒いたりするなら、やっぱり専門の技術と道具持ってる業者の方がいいもん。
 とりあえず、屋根裏にバルサン放り込んで様子見てるんです。私と遭遇して、あちらもビックリしたのか、それ以来足音は聞こえないんですよね。ただ、ネズミみたいな足音が聞こえたりして・・・。ハクビシンが暴れる騒音で眠れないほどの被害もあるというので、ネズミほどの足音は違うような?でもハクビシンの子供?とか。足音が聞こえるたびに天井裏に顔だけは突っ込んでるんですが、まぁ物音がすると潜んでしまうので中々真相が分からないですね。
 市にも問い合わせてみたのですが、市が直接対応することはなくて、やっぱり駆除の業者を紹介されただけでした。ちぇっ。
 ちなみに害獣指定されているとはいえ、駆除のために罠などを設置するには、まず被害状況などを行政に届け出て許可を得てから、資格を持っている人が罠を設置しなくちゃならないようです。そもそもネズミ捕りじゃ入らない大きさだからなぁ。
 最悪の場合は業者に頼むとして、とりあえず今はバルサンを天井裏に焚いてみたり、色々試してみようと思っています。